

トップランナー方式は、民生・運輸部門のエネルギー消費の増加を抑えるため、機器の省エネルギー基準の設定の考え方として導入されました。
省エネ法で指定された特定機器の省エネ基準を、それぞれの機器で現在製品化されている製品のうち最も優れている機器の性能以上にする。という考え方です。 機器の新製品を考える時、燃費(ねんぴ)や省エネ性能(エネルギー消費効率)がトップの製品(トップランナー)にがんばって追いつき追い越していこうというものです。
それぞれ機器のエネルギー消費量や普及率(台数)などエネルギー需要を適切にマネジメントして決められています。従って、つぎのような場合は除外されています。
*トップランナー方式の対象機器は、「省エネルギー法」のページを参照してください。
製造事業者が達成しなければならない機器の「エネルギー消費効率」の目標値です。
「トップランナー方式」という考え方に基づき、エネルギー消費効率が最も優れている製品の値を基本として目標基準値が決められています。
機器(例えばテレビ)の中で方式や形態によって目標基準値が決められています。
区分は目標基準値ごとに設けられた区分といえます。

特定機器の製品開発期間、将来技術進展の見通しなどを勘案(かんあん)して、可能な限り短期間の目標を機器ごとに設定しています。
目標年度において、目標基準値を達成しているかどうかの判断は、製造事業者(輸入事業者を含む)ごとに、区分ごとに加重平均(かじゅうへいきん)(自動車、エアコンは加重調和平均・かじゅうちょうわへいきん)方式により行うことになっています。
加重平均による判断方式は、目標値以上のエネルギー消費効率の製品をより多く生産・出荷することにより、一方で市場が必要としている製品(例えば廉価品・れんかひん)など、目標値を下回るものでも市場に投入できる余地を残しています。
製品の多様性を確保しながら製造事業者等に対して省エネ性能の高い製品を市場へ投入するインセンティブを与える考え方です。
(トップランナー方式というのは通常、製品を個別に評価するものではありません。)
主にJISや他法令による強制規格(きょうせいきかく)などが用いられています。
消費者がトップランナー対象機器(特定機器)を購入する際に、省エネ性能の高い機器を確認できるよう、各機器に対して、エネルギー消費効率などを表示することが義務づけられています。
用語解説平均値のひとつ。各項目それぞれの条件の違いを考慮(こうりょ)して、それぞれに重要度に応じた重みをつけてから平均した値。
加重調和平均(かじゅうちょうわへいきん)加重平均と重みのつけかたが違う方法。自動車の燃費(ねんぴ)など、数値が大きい方が性能が優れている場合(10km/hより30km/hの方が燃費が優れている)など、その逆数(n/1→1/n)を重みとし、つけてから平均すること。
インセンティブやる気をおこさせる刺激(しげき)、誘導(ゆうどう)策。
強制規格(きょうせいきかく)法律で守ることが義務づけられた規格のこと。これに対して法律による強制力のないものは任意規格(にんいきかく)という。